
先日の連休で、リヨンから南東に車で1時間半弱ほどのグルノーブルへ行った時の2日目の記録です。
10歳の娘を連れた家族旅行です。
2日目は前日よりは天気も良く、今回の目玉のバスティーユ城塞へ行くのに最適日でした。

2日目
TELEPHERIQUE GRENOBLE-BASTILLE ゴンドラに乗ってバスティーユ城塞へ
→ 昼食 ハンバーガー →Neko Cafe 猫カフェ
→MUSEUM DE GRENOBLE グルノーブル自然史博物館→ 駅
TELEPHERIQUE GRENOBLE-BASTILLE ゴンドラ
イゼール川沿いにあるゴンドラ乗り場に向かう。
このゴンドラは歴史とともに形を変え、今の丸い形になってから地元ではDES OEUFS 卵またはDES BULLES シャボン玉と呼ばれ親しまれています。



丘の頂上までは徒歩では1時間ほどで登る事ができます。
私たちは行きはゴンドラで帰路を徒歩にしました。これが良くない選択でした。。
かなりハードな道のりなのに、小さい子供からお年寄り、妊婦さんまでも徒歩で登っていたのは衝撃的でした。
道はそこまで整備されてなくて砂利や岩もありかなり足場が悪いところも多かったです。
登り切ったら登山博物館やレストランがあり、グルノーブル周辺の山を一望できます。
久しぶりに見たパノラマの素晴らしい景色にしばし見入ってしまいました。
リヨンのフルヴィエールの丘とは比べ物にならない標高です。
モンブランも見えました。感動!



帰り道はひたすら下るのみ。余裕でしょと思っていたけれどとんでもなかった。
宿もチェックアウトしてしまし、そのまま大きいリュックを持った私達にはかなり疲れる帰路でした。




他の人たちは皆身軽な恰好です。山登りの恰好をした人が多い中、私たちのどでかいリュックは明らかに浮いていました。
想像以上にゴールは遠く、最後はみな無言。暑いしくたくたです。行き止まりもあったりで無駄に体力を消耗しました。
やっと地上が見えたときは皆で歓喜しました!

主人は膝が痛くて辛そうだし、日頃の運動不足が露呈しました。
(翌日は整体に行く羽目になりました・・)
整体師さんによると、下りの方が身体に負担が掛かるから、登りも徒歩で身体を温めて慣らさないとこうなるのは不思議じゃないと言われていました。
でも絶景を望んだ体験は素晴らしいものでした。
TELEPHORIQUE情報
*1934年からスタートし、2024年の今年が90周年目
*標高差263m(到着駅の標高475m)
*平均移動時間6分
*2005年にバリアフリー工事が行われています。
2024年 価格表
個人 往復 片道
通常価格 9.6€ 6.5€
子供5-15歳 6.2€ 4.4€
大人75歳以上 5€ 3.6€
求職者、障碍者 5€ 3.6€
バスティーユ城塞とは
ゴンドラで到着するのは、城塞の展望台がある建物の隣にある頂上。最初の城塞計画は、フランソワ一世の16世紀のことですが、その時は実現には至りませんでした。19世紀になってからドーフィネ州をサヴォイア公国から守るため、石灰質の岩からなる標高476メートルの頂上に、1823年から25年かけて建設されました。
NEKO CAFE 猫カフェ
とにかく疲れたので、昼食後は癒しを求め猫カフェへ。
全てが歩ける距離にあり有難かったです。
かなり日本的なものがそろってあり、日本のお菓子やかわいい招き猫なども販売していました。
大福やタピオカジュースもありましたが、味はそこそこでした。
でも、猫がうろうろしているだけで何となく疲れが軽くなる気がします。


MUSEUM DE GRENOBLE 自然史博物館
Muséum de Grenoble - Grenoble.fr
便利情報✅
閉館日/月曜日 10時-17時(木曜は20時まで)
入館料/無料
子供歓迎
車椅子対応あり
聴覚、視覚障碍者向けサービスあり
感想✅
動物の剥製や鉱物、昆虫などの自然遺産を展示してある。
この近辺の山から採れた鉱石などもあり、貴重な資料だと思った。
古風な建物でそんなに大きくはないが、のんびりと眺めながら時間を過ごした。
娘は珍しい昆虫に興味があるのかずっと見ていた。
リヨンにも有料だが似たような博物館があり新鮮味はなかったのでバスに乗るまでの時間つぶしという感じでした。
裏手には植物園があり、市民の憩いの場になっていました。
ピクニックをしても良いかも。
疲れてしまったのでもう観光する気にもなれず、グルノーブル駅に早めに行きゆっくりする事にしました。
ここで滞在中初めてのトラム(路面電車)に乗りました。
1時間有効(乗り換え自由)のチケットが2€、1日券が6.40€です。
Mastercard,Visa、GooglePay、ApplePay、SamsungPayが有効です。
チケットを券売機で買ったら、乗車前に外にある端末でチケットをvalider (有効にする)必要があります。
リヨンのトラムは車内にその端末があるので何も考えずに乗り込んでしまいました。
コントロールの人が来なかったのでホッとしました。
無銭乗車が本当に多いので、抜き打ちでコントロールの人が現れて全員チケットを確認される事があります。
無い場合は罰金になります。
普段はもっと取り締まれーーと心で思っていますが、今回ばかりは来ないでねと願っていました。
さて駅に着きました。

FLIXBUSを待つ間は、駅内の小さなお店で時間をつぶしました。
街とバスティーユ要塞の観光をするだけならスムーズで思ったより時間が掛かりませんでした。時間が余ったくらいです。
こんな事ならバスティーユ要塞の頂上で、もっとパノラマの景色をゆっくり楽しめばよかったかなと思いました。そこにはアスレチックもあったのですが、お腹も空いてきたのでやめてしまいました。
サンドイッチでもかって登れば長く楽しめたかなと思います。
次回は体力をもっとつけてから来て、バスティーユ要塞を往復で徒歩で楽しみたいと思いました。
ちなみに帰りのバスでは携帯の充電も出来ず、待ち時間でほぼ充電が無くなっていた私たちは大変退屈な思いをしました。行きのバスのような快適さを期待していたので残念。
前もっての確認が甘かった事などを経験し反省して、人は旅に慣れていくんだろうなと思った次第です。
今日も読んで下さり有難うございました。
ではまた!