こんにちは。
9月から中学生になった娘は入学前の夏休みに携帯を手に入れました。
という言い方をしたのは、パパが勝手に買い与えてしまったからです。
学校は近所で徒歩5分の距離。大通りもなく極めて安全な場所にあります。
それもあり、携帯電話は13歳頃で良いかねと家族で話していたんですけどね・・。
ある日、夫が自分の携帯を買いに携帯ショップに行きました。娘も見てみたいとパパにくっ付いて行きました。娘に下心は無かったと思うけど、娘が一緒に行った、これが運命を決めました。
帰宅した娘はスキップして異様なくらいにご機嫌でした。
もしやと悟った私。
はい、娘は自分の携帯電話を手に入れていました。そりゃ最高の気分でしょう。。
私は勝手な判断をした夫に怒り心頭!
少し前に夫からの着信はあったので、私に聞こうと思っていたらしいけど出なかったからって普通その場で買うか?と怒りと動揺はしばらく続きました。
一度落ち着いて成り行きを聞きました。
我が家の携帯キャリアはBouyguesで、インターネット回線と携帯の両方、長年使っています。(私はfreeにも浮気しましたが、今はbouygueに戻りました)
夫が店で店員と会話した際、店員が娘が新中学生と知り、始めるならこの携帯電話がお勧めと勝手にセールスし始めたらしい。
インターネットを契約している顧客割引きで2年間の縛りはあるが携帯本体は1€、月々は4€という魅力的なプランを出してきて、それに決めてしまったという。
メーカーはMOTORORA G04 64GO(ギガバイト)
お得だよーと言われても、すぐには納得いきませんでした。
携帯電話を10歳で渡すは事は考えてもいなかったし、娘の性格を考えたときに一度渡したら後戻り出来ないよと私は危惧しかありませんでした。
今までは私の携帯を使ってWhatsApp というフランスでは一般的なLINEのようなもので友達と連絡を取らせていました。
ただ、朝から晩までメッセージを送ってくる子がいたりと着信音に辟易していたし、何よりも勉強に集中しないとならない時期に携帯は余計なものとしか私には思えませんでした。簡単にコンタクトを取れる手段がある為か、しょっちゅう宿題を忘れたから写メを頼んだり、逆に頼まれたりしていました。
娘が聞く事の方が圧倒的に多く、相手の時間を奪うことに申し訳ないといつも思います。
2か月経った今、思う事は、携帯を持たせる前に戻りたいという事です。
勿論便利だし、あって良かったなあと思う事はありますが、無くても困らなかったでしょう。
連絡を取り合える腕時計も販売されているので、それで充分だったと思います。
ゲームもyoutubeも友達とのチャットも好きな娘に携帯を持たせるのは時期尚早でした。
幸い、family linkという優れたアプリで制限を掛けたり居場所の追跡は出来ます。
このアプリが無かったら地獄でした。
調べてみたら日本でも良く使用されているようです。
かなりお勧めです。
学校では勿論携帯の電源をオフにしないとなりません。
一度それを忘れて休憩時間に電話が鳴ってしまったらしく、1H de colle という1時間の罰(補講)を受ける事になってしまいました。
colleは糊という意味なので、一時間学校に貼り付けられるという感じの意味合いですかね。小学校には無かった罰なので驚きました。
宿題をしなかったり忘れ物や遅刻が数回(3回か5回)あると受ける罰を、携帯の場合は1回の失態で罰を受けるらしいです。言い訳無用だったようです。厳しいけど必要かなとも思います。
娘は臆病なところもあるので、それ以降は携帯を持って行っていないようです。
ますます何のために携帯を渡したか分からなくなっていますが・・。
自宅では携帯でゲームをしたりyoutubeを観たりしていますが、制限時あっという間に制限時間が来てしまうのでいつも文句垂れています。
こればかりは一度制限を外すと大変なことになりそうなので根気比べです。
勿論私が子供だった時代とは比べられない位に時代は変化し、私達大人も学び歩み寄らないとならないかなとは思います。生まれた時から携帯がある世代です。
携帯で学校の宿題を確認したり、友達とのコミュニケーションも必要になってくるのは理解はしているんですが、何ともコントロールが難しいようです。
幼児期から思春期教育の研究をしている方が、携帯を渡す際には初めに決めたルールは破られる前提で渡したほうが良いと仰ってました。
ただですら家族との会話以上に友達との会話が大切になる思春期、頭ごなしに否定していたら何か問題が起きた時に親に相談してくれなくなる事もありえるという事。確かに。
子を想うあまり、子に嫌われたら元も子もない。
私も携帯を暇があると見てしまうので、ほどほどに・・とかがいかに難しいか理解しています。
娘の前では最低限の使用にしようと思っています。
子供が携帯を手に入れるのがかなり低年齢化していますが、どっぷりはまりやすい子供への対応方法を知りたいものです。
画面を見る事に多くの時間を使い始めてから、創作的な事をする時間が明らかに減り残念でなりません。
集中力もなく、一つの事が続かない。
性格もあるかもしれませんが、youtubeやショート動画を際限なく見続ける事の弊害に集中力の欠如があるという記事を読んだので納得です。
秋休みが始まり2週間は学校がありません。
課題図書や休み明けに提出する宿題に日本語の宿題もあります。
毎日コツコツさせないと絶対に終わらない量。
しかしバカンスらしい日々を求める娘。(遅寝遅起き)分かるけどね。
今の子供達は忙しすぎる。そして情報過多で親も焦ってる場合が多い。お互いに疲れちゃうね。
まあガミガミ怒ってばかりの2週間になっては可愛そうだからお互いの納得するリズム作りが出来たらと思います。
なるべく笑って過ごしたい。切な願い。
今日も読んで下さり有難うございました。
フランスの方は良いバカンスを!