NEIPA(New England IPA)美味しいビールと映画【ほつれる】の話

こんにちは。

女友達2人と【ほつれる】と言う門脇麦さん主演の映画を観てきました。

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オリジナルバージョンで字幕がフランス語でした。

とても静かに進むお話なんですが、少ない登場人物がそれぞれ良い味を出していて退屈する事もなくあっという間の1時間半でした。

ただ、フランス語字幕を見てるとかなりシンプルに訳されており、この日本語のニュアンスは伝わらないだろうなあと思いました。内容も愛の国フランスの人たちにこの抑えた愛情表現が伝わるのだろうかと、フランス人に色々感想を聞いてみたくなりました。

個人的にとても好きな映画でした。

さて、映画鑑賞後のお楽しみは友人との映画談義です。1人だと理解が浅い部分があるので、それを話しながら埋め合わせる作業が好きです。

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前回会った時、この2人が【ネイパ】と言うビールが好きと盛り上がっていたのですが、ラッキーなことに映画館の近くに美味しいネイパがあるバーがあると言うので連れて行ってくれました!

ネイパとはNEIPANew England IPAの略です。

IPA(アイピーエー、フランスではイーペーア)の種類の一つです。

説明は下に記載します。

このお店、とても良かったので紹介しますね。リヨン在住の人にした役立ちませんが・・。最寄りのメトロはjean maséです。

ちなみにおつまみは食べていないので評価は出来ません。

こちら↓

http://orgaobeerhouse.com/

 

お洒落なお店です。テラスは賑わっていましたが、店内は静かだったのでそちらにしました。生ビールは12種類あるそうです。

友人が先陣切ってNeipaをオーダーしたら、まずは試飲させてくれました。

頼んでから好みじゃない事も良くあるので、これは嬉しい。

美味しかったので、3人仲良くNeipa をオーダーしました。

他のビールに比べて高かったのですが、2人が一押しするNeipaを飲まないわけにはいきません。パント(pinte 約500ml)で9€50だったかな。うる覚えです。

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美味しいビールってこんなに飲み口が良いんだと久しぶりに思いました。

軽い苦みと爽やかなフルーティな香り、フレッシュなんだけど味に深みもあります。大満足の一杯でした。

IPAを飲んだこともありますが、こちらはもう少し苦みが強かった記憶があります。

IPAの苦みを減らしてフルーティーな風味を足してあるNeipaの方がダントツ好みでした。

Neipaがアメリカでスタイルとして認められたのは2017年からという事で、IPAよりも40年程遅い登場です。

IPAが定番のスタイルになってからは派生系も生まれたり、ドライホップの技術の進歩により、苦みを抑えてアロマを足すことが可能になりました。

進化し続けているんですね。

そのビールを2024年にやっと私が知る事になりました。

ビールに歴史あり。

本当に美味しかったので是非お試しくださいね。

ただ生ビールは機材が清潔に扱われているかでも味が変わるので、信頼出来るお店を探して下さいな。

 

IPA(インディア・ぺール・エール )の略 
イギリス発祥地 1970年代から注目される。
イギリスから植民地のインドに運ぶ際にアルコールとホップを増やして保存性を良くしたとか。
ペールエールよりも度数が高く、ホップを多く使っている為、苦みが強くホップの香りが立っている。*ペールエールとは:麦芽をコークスで焙煎して作る、やや苦みがあるフルーツの香りが強い上面発酵のビ-ル。                 
NEIPA:New England IPA(ニュー・イングランド・アイピーエの略) 
アメリカ北西部のニューイングランドが発祥地
ホップの苦みが少なく、トロピカルは風味でソフトな味わい。フレッシュな香り。
濁りがあり(ないものもある)、オレンジがかった色味が多い。
Hazy IPA,Vermont IPA ,North East IPA ,East Coast IPA とよばれる事も。
2017年にアメリカのビール評価サイトにスタイルの一つとして追加された。そこからヨーロッパや日本にも拡がる。
ホップの種類によって、トロピカル、柑橘系などと風味が変わる。

 

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